海苔ができるまで
海苔作りはタネをつけるところから始まり、そのタネを網で芽吹かせ海で育て収穫します。
5月−8月
1.タネを育てる(糸状体培養)
糸状体をかき殻に入れる作業から海苔づくりはスタートします。
糸状体とは、海苔のタネである「胞子」が糸のような形になったもので、夏の間はかき殻内に潜って過ごします。
9月中旬−10月上旬
2.タネつけ(採苗)
海水温が下がることにより、糸状体は成長し海苔のタネとなる「殻胞子」を放出します。
このタネを網につける作業を採苗(タネつけ)といいます。
10月下旬−1月初旬
3.海の畑で海苔を育てる(育苗)
海苔のタネから出てきた芽を育てる作業を育苗といいます。
11月上旬−4月中旬
4.収穫
海苔のタネから2週間ほど経過すると葉は20cmくらいの大きさに伸び、いよいよ収穫となります。
最初に摘んだ初摘は大変やわらかくとても貴重な海苔として取引されます。
3月中旬
5.製造・加工
陸揚した海苔は加工場へ運び、真水でキレイに洗い、細かくミンチ状に切ってから、全自動の海苔乾燥機などですき、脱水、乾燥させ、ゴミなどの混入がないか機械で確認してから出荷されます。
引用元:大森本場乾海苔問屋協同組合